みなさん、こんにちは
トランサージュです。

何年もの準備期間のあいだ多方面からの大きな期待を集めていた2020東京オリンピックや、
疑惑事件や格差問題が顕在化した末の政権選択選挙という掛け声も騒々しかった2021衆院選も、
いつの間にかアーカイブ倉庫にしっかりと収まり、
これまでと大差ない相変わらずの日常が戻って来た様に感じます。

オリンピック村の長老やそこに群がる大企業だけが得をしたという噂話に、
“心身ともに健全な世界最高のスポーツの祭典”と信じて疑わなかったこの宴に
資本主義的ダークサイドを嫌というほど見せつけられ、
「どうもオリンピックに興味が減った」
と感じている方は私だけではないと思います。

開催前にはオリンピック後の日本は相当な経済的落ち込みがある、
などという予測もありましたが、
そんな空気もコロナによって一掃され、
いまや私たちの心は
“コロナはいつ終息するのか、
この悪夢から解放されたあと、わたしたちはどこへ向かうのか”
という不安でいっぱいです。

わたしたちトランサージュは、
創業時からこんなコンセプトを掲げてきました。

『これまでに誰も経験したことのない変革に晒されているいま、
わたしたちの宇宙船地球号をどこに向け…
乗員仲間はどう付き合ってゆくべきなのか…

わたしたちトランサージュは、
課題に向き合う“ひとりひとり”が
互いのリスペクトとチャレンジ心に溢れるマインドセットをもって
志を共有しながら、来るべき未来を語りあうことで
健やかで安らぎに満ちた明るい未来社会を創造するための
マーケティング・エクセレンスをデザインできる
と信じ、活動します』

これまで多くのみなさまへの力添えをさせていただく機会を頂戴でき
本年5月で創業12周年を迎えることができたことは、
ひとえに日頃から応援をいただいているみなさまのお陰であると同時に、
掲げてきた考えは間違いではなかったのかな、という想いです。

社会が停滞感に包まれているいま、
わたしたちは「健やかで安らぎに満ちた明るい未来社会の創造」というコンセプトを
「みなさんと一緒にもっと前進させることはできないのか」
と考えました。

より多くの方にご賛同いただき、さらには
「わたしも一緒に参加している」と実感いただけるように
何かもっとできることはないのか、と。

結果として考えついたことは、稚拙に過ぎないかも知れません。
が、まず一歩として
同じ宇宙船地球号の乗員である、みなさまとわたしたちが
デジタル上のコミュニケーションを図れるように
ホームページのリニューアルからスタートすることにしました。

コンセプトは、
「マーケティングを一緒に楽しもう！」

“マーケティングには、
生真面目さだけで語れない『楽しみ』が一杯詰まっている”
と、わたしたちは信じています。

もちろん、
みなさんやわたしたちにとって、
『マーケティング』は『仕事』です。

だから、真面目さは大事なのですが、
とはいえ、それは
いつも“しかつめらしい”顔が似合うことばかり、とは限りません。

もちろん『楽しみ』の中身は、人それぞれに異なります。

たとえば
キャッチフレーズを考えているときのワクワク感かも知れません、
そのキャッチフレーズがヒットして、沢山の人が使ってくれるかどうか
の、ドキドキ感かも知れません。

わたし自身の「面白い」と感じる瞬間は、
仕事に関係なさそうな出来事から
「自分だったらこんな風にアレンジするな」
「これはあの考えに繋がるな」など
なんの腹の足しにもならない『マーケティング的空想』を
頭の中で巡らせているときだったりします。

でも
真正面から仕事に向かっている時ではなく
こうした『余白』を味わっている時にこそ、
面白いアイデアが生まれて来たりもします。

みなさんにも『余白の時間』を楽しんでいただけるコンテンツを
今回のホームページでは、増やしたつもりです。

 マーケターなら知っておきたい用語をわかりやすく解説する
「いまさら聞けないマーケティング用語エンサイクロペディア」
 時々のマーケティング・トピックスについて、参加者が一緒に語り合う
「マーケティング・サロン」
といったメニューです。

実はこの2つは、
わたしたちが長年開催しているマーケティング研修の『プロマネ塾』での経験から、
「こんなものがあった方がみなさんに楽しんでもらえるだろうな」
と温めていたシリーズです。

ウェブ全体の構成も、
ありがちなプロダクト・アウト(一方的な商品紹介)的構成をやめて
このホームページを訪れていただいたみなさんのお困りごとから、
わたしたちが今までに手がけてきた事例や
わたしたちが提供できるソリューションへ繋がるよう、
いわば“逆引き”で辿り着ける構成へと、改めました。

新しくなった、わたしたちのホームページを訪れるみなさんに、
『楽しいな』と感じていただきたい
と、願っています。

みなさんの率直なご感想で、
『一緒につくる楽しみ』を突き詰めて行けたらな
と考えています。

みなさんのご感想をお送りいただければ、嬉しさ倍増です。

トランサージュ株式会社
代表取締役　瀧口 慎太郎