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AIエージェントと“つながる医療”の未来

 

先日、医療ITの国際会議「HIMSS(ヒムス)」の特集を読んでいて、「AIエージェント」という言葉に目が止まりました。AIが医療チームの一員として、医師や看護師、患者を支援する。そんな構想が、すでに動き出しているというのです。

■ AIが「寄り添う」時代へ

AIエージェントとは、単なるチャットボットではなく、医療者や患者の行動・記録・文脈を理解し、必要な支援を考え、提案まで行う存在です。
たとえば、服薬を忘れがちな人には「今週の体調を記録してみましょう」と促し、医師には「前回診察以降の患者の変化」を整理して提示する。
つまりAIは、“考えながら寄り添う”存在になりつつあります。

それは単に業務を効率化するものではなく、「人が人として関わる余白を取り戻す」ための動きなのかもしれません。

医療が「つながる」時代に

欧米ではいま、コネクテッドヘルス・プラットフォーム(CHPF)という構想が進みつつあります。
病院や診療所、薬局、介護、自治体など、これまでバラバラだったデータやサービスをひとつの基盤でつなぐ。
その上でAIエージェントやウェアラブル端末、リモート診療などの仕組みを組み合わせて、生活の中に医療を溶け込ませていく。

いわば、医療の“社会的OS”を作ろうという試みです。
日本の医療DXも、最終的にはこの方向を目指すことになるでしょう。
医療が「診察室の中」から、「生活の中」へと広がっていく未来です

患者さんの“声”が見え始める

こうした流れの中で、患者さんの生の声から新しい気づきを得ようとする動きも広がり始めています。
症状や検査値だけでなく、痛みや不安、希望といった感情を含めて理解し、
医療者や行政、企業がより人に寄り添った支援につなげる。
いわば、人とテクノロジーを繋ぐ役割を担い始めているのです。

この“声”の層がデータとして積み重なっていけば、医療はもっとやわらかく、もっと深く、人に寄り添うものへと変わっていくでしょう。
AIやDXが進むほど、実は「人間の言葉」や「共感の力」が重要になっていく————その逆説が、いま現実味を帯びています。

 

医療を少し高い場所から眺める

AIやプラットフォームの話は、どうしても難しく聞こえます。
けれど、本質はとてもシンプルです。
テクノロジーは、人と人の間の距離を静かに縮めていくためのもの。
そして、医療がより人間的になるための「もうひとつの言葉」なのです。

少し高い場所からこの流れを眺めてみると、
医療の景色が少し違って見えてきます。
AIやデータが支えるのは、人の思いや関係性そのもの。
そう気づいた瞬間、医療の未来は、ずっと面白く感じられるはずです。

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