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AIの近未来を想像してみました(1)

2017.01.27

おはようございます。
トランサージュの瀧口です。
こちらのブログをご覧いただきありがとうございます。

さて、以前、マーケティング学会の総会に参加したとき、
AI技術の進歩に伴う医療デバイスやソフトウェアなどを用いた
医療領域への関心の高まりを見ることができました。

例えば服薬管理をモニターできる錠剤がすでに有名です。
経口で服み込む錠剤そのものに、マクロレベルの大きさのIT装置が仕込まれ、
ちゃんと薬を服んでいるかどうか、
服んでいる人のバイタルデータを自動的に送信して服薬管理を行えるもので、
日米企業が共同開発しています。

アメリカの会社が提供するスマートフォンアプリ・BlueStarは、
Ⅱ型糖尿病の患者さん向けの治療サポートアプリで、
日々の血糖管理をサポートしてくれます。

たとえば測定した血糖値を入力すると、
その場でアプリが適切な食事や運動を推奨したり、
身体状況を入力すると考えられる血糖変動を示し、
病態と適切な対処法の理解が促進されます。

また、データは主治医にリアルタイムに送信することができ、医師が患者の病状管理を遠隔で行い、
診察時のみのデータではなく日常管理のデータも考慮した深みのある診察を行うことができるのが、メリットです。

BlueStarによるサポートは、米国ではメディケア・メディケイドで治療費償還対象にもなっています。

アメリカでは糖尿病以外にもうつ病や喘息などの疾病でこうした管理サポートの開発が盛んだそうで、
こうした管理ツールがどんどん増えると、ドクターやコメディカルの関わり方にも大きな変革も出るかも知れません。

過去情報の蓄積と、その蓄積された膨大な情報からの抽出提供は、
実は人間ではなくAIの得意中の得意なもの。

IT化や機械化によって医療自体がコモディティ化していると言われる中、
医療が質的に向上することに期待が集まれば、
余計に先端技術への移行は速足で行われるかも知れません。

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