2024.11.19
11月15日(金)株式会社ミクスと弊社トランサージュ株式会社との共催による「顧客の声を聞くことの重要性」をテーマとするOnlineセミナーを開催、聴講者に向け発信されました。
1. 講演2題:
弊社代表の瀧口からは、希少疾患治療薬の開発が増加する中、希少疾患患者さんの声を可視化することで、多くの患者さんは診断が付くまでに長い時間を要しているケースが多いという診断遅延が起きていることが分かる、という課題を提起しました。
一方、済生会神奈川県病院 院長 長島敦氏からは、所属施設の実情を通し、高齢者救急患者さんや多数の疾患を併発した高齢者患者さんの急増によって地域医療圏の中核病院が直面する経営課題; 経営収支/医師の確保/看護師の確保 といった切実な問題が提起されました。
2. パネルディスカッション:
株式会社ミクス代表取締役 沼田佳之氏のファシリテイトによるディスカッションにおいては、演者たちの講演で提起された課題を踏まえ、「日本の医療をどう良くしていくか」という視点での議論が交わされました。大きく医療を取り巻くチームの一員として製薬企業に期待される役割と一方で個別企業としての制約あるなかで、医療に関する社会的な理解を醸成するための情報基盤(プラットホーム)づくりと、それを通じた啓蒙活動への貢献という方向性などがいくつかの提案が示されました。
なお、当セミナーの内容詳細については Monthlyミクス1月号に掲載予定とのことですので、ご期待下さい。