2025.01.24
1月22日(水)Medinew 主催によるスペシャルトークセッション(Online)において、弊社代表 瀧口および医薬マーケティングに関わる4名のエキスパートの方々が登壇し、それぞれの対場からテーマに沿った議論を展開、あわせてパネルディスカッションが行われました。
今回はその中から、弊社 瀧口の説明内容を中心として共有させていただきます。
1.2025年および今後の行方
インターブランド社によるブランド評価ランキング https://www.interbrandjapan.com/wp-content/uploads/20241010_BGB2024_rls.pdf によれば、フェラーリの成長率が注目される。同社は我々がよく知るところの車だけではなく、今やファッションやテーマパークなどにも事業展開をしている。アリーナ戦略(ブランドの領地を拡げる)と称されるこの動きは製薬企業のマーケターにとっても示唆に富んだものとなる。もちろんマーケターとしてCX創造のためには顧客のイシュー(課題)への理解を深めることも重要である。
2.顧客インサイトへのアプローチ
CXの向上が業界共通の課題であり、マーケティングにおいても顧客のインサイトへのフォーカスが鍵となる。その手段としてペイシェントジャーニーから受診行動をめぐる患者インサイト、および処方をめぐる医師のインサイトを、ジャーニー全体を俯瞰しながら把握するが重要である。弊社トランサージュの提供している*Patient Reader®では、ソーシャルリスニングによる患者と関係者の ”生の声” の抽出・分析を可能とする。一般的な市場調査との違い、特性を理解しながら顧客理解のために活用が期待できる。* https://trnsg.co.jp/patient-reader
3,CX最大化のためのデータ活用、マーケターの役割
登壇したエキスパートの方々から各々の視点で意見が交わされたが、マーケターの役割として、医療を取り巻く各種データの取捨選択と活用、さらにCX向上につながる戦略にそれらをどう活かすかを追及していくべきという認識は共通していた。データそれ自体はファクトであり素材や手段としての意義・価値はあるが、そのものがゴールではないという理解が欠かせない。
昨今のAIをはじめとするデジタルテクノロジー進展の中で、よりいっそうマーケターの資質・ファンダメンタルの強化が求められている。