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ヘルスケア版ソーシャルリスニング、Patient Reader(R)をご存知ですか?

2019.11.27

ソーシャルリスニングは、ソーシャルネットワーク上に語られているあるトピックスに関するテキストを集約して、人々がどんな事を感じているのか、どんな行動をとっているのか、どんな悩みがあって、どんな工夫をしているのか、といった事を分析する手法です。

消費財マーケティングでは、POSデータの量的分析とセットで訂正的なインサイト分析手法として一般的に用いられています。

医薬品市場では、キーワードセッティングや分析が非常に難しいことや出力結果の活用が難しいことなどを背景としてほとんど用いられてきませんでしたが、私たちトランサージュではPatient Reader(R)と命名した新しいソリューションとして、マネジメントの専門家とのコラボレーションにより技術的課題を克服しつつ、弊社のファーマ・コンサルテーションのノウハウを基にファーママーケティングでの活用ニーズに沿った出力結果を導き出すことで、リアルでホットな患者インサイトの取得を可能にしました。

その圧倒的にリアルな患者の声は一般的な患者調査(アスキング)と比較して、インサイトの質の深さにおいて定量調査に勝り、量において定性調査に勝るとう側面を持ち、十分に患者さんの病いに対する課題や行動を浮き彫りにしてくれます。

医療人類学的な視点では、病気(Sickness)は、医師が対峙する疾病(Disease)と患者が対峙する病い(Ileness)という2つの定義に分かれるといわれ、Ilenessにおいて患者が立ち向かう病いに起因する想いや経験といったナラティブ(物語)は医師による疾病治癒によっては解決されないギャップとして残ると考えられています。

Patient Reader(R)ではこの患者の経験であるナラティブを掘り起こすことによって、これまで見つけ出すことができなかった患者アンメットニーズの発掘に繋げ、Patient Centricなファーママーケティングの実現をサポートしています。

患者中心の医療、患者志向の医療は本来求められる医療そのものであると同時に実現が難しかったことも事実ですが、テクノロジーの進展は、いまだ見たことのなかったランドスケープを見ることも可能にし、少しずつ本来のレベルに近づくことが可能になって来ています。

患者さんの声を聞くことで、必ずや大きな発見があることは確実です。

ぜひ一度、Patient Reader(R)をお試しください。

http://trnsg.co.jp/patient-reader/

トランサージュ株式会社